8月30日〜9月7日まで、ヘンティネン・クミさんが主宰するLinoka・Kukka企画の
フィンランドフラワースタディーツアーに参加させてもらってきました。
初フィンランドです。
フィンランドは、最初に北部まで移動し、初日は、ロクアという場所の森の散策から始まりました。
*最初に予定表を見た時、森の散策?何時間歩くのかな?トイレあるの?
などなど、日本にいた時は、色々心配なこといっぱい・・・・
まず、朝に森のガイドのミッコさん(フィンランドの男の人の名前です)
ガイド+ロクアの森の研究者でもあるようです。
(森にトイレは無いそうです。・・・・シツコイって?だって、何時間もトイレ無いなんて・・・・大丈夫〜?(*_*;)
森の中には、フィンランドモスと呼ばれる苔では無い地衣類だそうです。日本では、アイスランドモスと呼ばれてお花の資材として売っていますが、正式にはちょっと違う子らしい。
ふわっふわです。
ちょっと薄緑とか微妙に色の違う子や形状の違う子たちがいて、全部種類が違うらしいのですが、不思議な植物なので、解明されていないことが多いようです。
1年で0.8oしか伸びないので、10p伸びるのに100年近くかかっているらしく・・・・
ここでも、地球環境の温暖化の影響で、消滅している場所も多いそうです。
もちろん、収穫禁止、持ち出し禁止です!!
この大地は、氷河期の氷が溶けた大地で、下は砂地らしいです。
歩いていても、モスや苔で、ふわっふわです。
この森には、木の根元にこんなニョロニョロのような苔が生えていたり・・・・
樹苔、
こんな髭のようなモス?
ビルベリーと呼ばれる背丈20pぐらいの小低木に実。
日本で有名なブルーベリーとは、違いますが、こっちが本家本元の、
目に良いベリーだそうです。
実ものは、食べながら歩いてもいいそうで、みんなつまみ食いしながらの森の散策です。
このギョリュウバイに似た子は、Common heather(ヒーサー)
少し歩いて行くと、沼のような場所。中央部は、泥沼らしいです。
ここは、氷河期の氷が溶けて水がたまって沼になった所らしく、植生も地学的にも異なる環境らしいです。
沼のフチには、赤丸した所は、野生の食虫植物。
やっぱ、湿地帯に住んでいるんですね。
森の中の植物やジオグラフィーの説明を聞きながら、私たちはキノコ採りも。
こんな子や、
こんな子など、色んな所にいっぱいキノコが生えています。
今日のランチの為に収穫です。
キノコも採っていいそうです。
ただ、採ったものは、ミッコさんに見せてOKでたものじゃ無いと危ないアブナイ。
みんなで笑い出しちゃうかもしれません(笑)
こ〜んなに採れたんですよ。ボルチーニダケも。
(後でヘルシンキの市場で見たら、ボルチーニは、1ヶ30ユーロしていました)
日本じゃ、3〜5倍でしょうね。
3〜4時間森の中の植物の話やジオグラフィーの話を聞きながら、
キノコを夢中で探していたら、あっという間に4時間ぐらい森を散策していて、
スッカリ、トイレのことは忘れていました。(笑)
お昼にフィンランドで1位になったシェフを呼び寄せ、コタというラップランド人が住んでいた小屋の中で、
暖炉の火を使って採って来たキノコやソーセージなどを焼いてくださって、
豪華なランチを頂きました。
なぜにココにフィンランド1位になったシェフが呼べるのか?
ヘンティネンさんのお力すばらしい〜。
と、森の散策DAYが終わりました。ジオグラフィーとバイオグラフィー楽しい勉強でした。