コロナウイルス騒動で、なかなか外出もままならない日々ですが、
お子さまと蒸留体験してみませんか?
蒸留って何?と、思われる方も多いと思いますが、
蒸すの延長線上の作業で、
自宅でローションや、エアスプレー、入浴剤などが作れます。
Floral Water(フローラルウォーター)とかHerb Water(ハーブウオーター)とか、
近年注目のハーブ水です。
お水の中にハーブ(植物)のエキスが溶けだしたお水で、
お茶も似ていますが、水蒸気から抽出しているので、
成分が違ってきます。
と、難しいことはさておき、
身近な植物を蒸留していくとヤミツキになりますよ。
今回ご紹介するのは、お家のお鍋でできる簡単蒸留の方法です。
用意するものは、
蒸し器(高さが15pぐらいあると良いです)。
蒸し器の無い方は、パスタをゆでるような深鍋でもOKです。
蒸し器の中敷き。
無い方は、100円ショップでも売っていますよ。
蒸留した際にハーブウオーターを集めるボールなど、
なるべく平たくて口が広い方が集めやすいです。
もちろん鍋に入る大きさ。
蒸し器の中でこんな感じにセットするものです。
蒸し器の蓋の持ち手を逆さに取り付け直して・・・・
もし、出来ないようなフタの場合、
ボールなどのゆるやかなカーブのあるもので、
鍋にセットできるようなものを用意してください。
蓋の持ち手部分と吹き出し口は、アルミテープなどで、
ふさいでおいてくださいね。
折角の蒸気が逃げてしまうので・・・・
蓋には、100円ショップなどで売っているシリコン?の
ピッタリ蓋がしまるものがあると便利ですが、無い場合は、
なるべく鍋と蓋の間がキッチリしまるようなものがあると良いです。
でも、ふきんとか蒸気をすってしまうものを蓋の内側にはかぶせないでくださいね。
それから小さなジップバック3枚あると便利
(氷を入れます)
今回私は、丁度このシーズン庭に山のように咲いている沈丁花の
ハーブウオーター作りたくて・・・・20房ぐらい摘みました。
花びらをほぐして、軽く洗って・・・・
鍋の中には、お水(精製水を使って下さい。水道水は、薬品が入っているのでNGです)
を私のお鍋には、丁度500tぐらい入るので、入れました。
お水を入れ、蒸し器の皿を置き、その上に沈丁花の花をまわりに敷き、
真ん中に蒸留水を受け止めるボールをセットし、
蓋をして、加熱します。
5分ぐらいで沸騰してくるので・・・・
蓋が曇ってきます。
蓋の上に氷を乗せ、
火をやや弱めます。あまりシューシュー沸騰したままだと、
蒸気が外に出るばかりなので・・・・
30分ぐらいで、氷が溶けてくるので、新しい氷を入れ替えて、
蒸留を続けてください。
大体、60分前後で火を止めて下さい。
既にハーブウオーターは抽出できていますが、
鍋が冷めるまで、そのままキープです。
折角のハーブウオーターの一部が蓋と一緒に流れてしまうので・・・・
今回は、80tとれました。
ローションにする場合、そのままでもいいですし、
グリセリンを10%ぐらい入れるとしっとりします。
スプレーボトルに入れて、ルームスプレーとかにしても良いですし、
お風呂にそのまま入れても、使い方考えるのも楽しいです。
ちなみに私の沈丁花のハーブウオーターの結果ですが、
ハーブウオーターって、香りを抽出するのが得意らしいのですが、
ちょっと簡単蒸留のせいか?
お芋をふかしたような匂い(^-^;でしたが、
肌につけると、すごいしっとりスベスベで、
とても良いローションになりました。
花を蒸留したので、花の蜜も一緒に入ったのかな?と・・・・勝手に想像。
また、鍋の下にたまった
このお水、蒸留水じゃ無いのですが、
まあ、お茶に近いかな?
ハーブウオーターが80tできたので、丁度、400t弱残っており、
このお水の方が、沈丁花の良い香りがうつっていました。(*^^)v
お風呂に入れて楽しもう〜!・・・・
鍋蒸留、2度楽しめるのです。
ちなみに、除菌が気になる今日この頃、
鍋のお水部分に、ローリエとユーカリのドライの葉を入れ、
2時間ぐらい馴染ませ、
蒸し皿の上にはフレッシュのローズマリーを敷き、
ハーブウオーターを作ってみました。
今回も70tぐらいとれ、
抗菌作用が高い葉ばかりなので、ルームスプレーにしたりすると、
良いかなと作ってみました。
もちろん、ハンドスプレーや入浴でもお楽しみ頂けますよ。
簡単に説明致しましたが、
ご自宅のお花や、葉、実、など、
今ならはっさくやグレープフルーツの皮なども、
活用できますよ。
お家の中で、暇を持て余していたら、ちょっとお子ちゃまたちと、
蒸留してみるのも、楽しいですよ。